一般社団法人 九州鉄道営業会 概要

一般社団法人九州鉄道営業会は、旧国鉄九州総局(現JR九州)管内で、主として鉄道利用旅客へ駅弁等の販売を行なう会員で組織運営されています。
これらの営業者は、大正年間から所轄運輸事務所管内ごとに、構内営業人会という自主的な任意組合を結成して、営業規則の遵守、国鉄指示事項の徹底、会員相互の親睦などを目的として、活発に運営されていました。
大正11年大分運輸事務所が開設されたのを機会に、旧門鉄管内全域の構内営業人会を統一する門鉄構内営業人会が設立されました。
昭和15年になり、戦争の進展に伴って、旅客供食材料の入手が次第に困難になり、全国を一丸とする中央機関設置の必要性から、その年の12月、全国鉄道構内営業人組合中央会が結成されたのです。
更に、その事業の公益性にかんがみ、昭和18年2月、鉄道大臣から一般社団法人の資格を与えられました。
同時にその下部組織として、門鉄構内立売商業組合を設立し、組合法による法人活動を開始しました。
以来、会員は一般旅客のほか軍隊輸送に伴う供食業務を一手に引き受け、国家的奉仕の重要な役割を果してきましたが、国家総動員法が施行され、統制経済が強化されて、各会員は非常な経営困難に陥りました。
しかし、一般旅客に対する供食も国家的重要業務であることがとり上げられ、昭和19年3月、前記中央会を解散して、運輸通信大臣認可のもとに全国鉄道旅客食糧統制組合が、旅客供食主要食糧の一括取扱を行なう機関として設立されました。
その後、昭和20年8月終戦となり、戦時立法による統制組合としての全国鉄道旅客食糧統制組合は昭和21年3月に解散させられましたが、中央機関設置の必要性とその役割の重要性が認められ、昭和21年8月5日に、運輸大臣の許可を得て、一般社団法人鉄道業務中央会が設立されました。
同じころ、九州でも食糧統制組合解散後の空白状態を脱して、構内営業人相互間、更には、主管の鉄道局との間に責任のある話し合いのできる能力と権限を備えた機関の必要性が指摘され、全九州の供食構内営業人を会員とする一般社団法人門司鉄道局営業会を設立することになりました。
そして、昭和22年6月5日に運輸大臣の許可を受けたのです。同時に一般社団法人門司鉄道局営業会が一般社団法人鉄道業務中央会の九州支部ともなったのです。
その間、昭和17年には、九州全域の従来の個人企業であった構内営業を9の有限会社に改組することとなり、次の9社が発足しました。


北九州鉄道構内営業有限会社(門司・小倉・行橋を統合)
東筑鉄道構内営業有限会社(折尾・直方を統合)
博多鉄道構内営業有限会社(博多・福間(その後廃止)を統合)
九州中央鉄道構内営業有限会社(鳥栖・久留米・大牟田・日を統合)
大分鉄道構内営業有限会社(中津・別府・大分・佐伯・豊後竹田を統合)
熊本鉄道構内営業有限会社(熊本・八代・人吉・立野を統合)
鹿児島鉄道構内営業有限会社(出水・川内・鹿児島・吉松を統合)
宮崎鉄道構内営業有限会社(宮崎・延岡・都城を統合)


しかし、終戦後は統合続行の必要性も希薄になったので、必要に応じて、戦前の個人企業形態に復元したり、所属を変更したりして、現在のような営業形態になっております。
なお、一般社団法人鉄道業務中央会は、昭和27年10月一般社団法人鉄道構内営業中央会に、一般社団法人門司鉄道局営業会は、昭和27年9月九州国鉄営業会に改称しました。
更に、国鉄の民営化に伴い、昭和62年4月、一般社団法人鉄道構内営業中央会は、一般社団法人日本鉄道営業中央会に、一般社団法人門司鉄道局営業会は一般社団法人九州鉄道営業会にそれぞれ改称し、現在に至っております。



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